その旨さが、
国境を越えていく。

ヌードルクリエイター 横山将士のこと

クーシェのオーナーシェフである横山は、ある意味、神の舌を持つ男である。イタリアンとフレンチの経験、そしてあくなきラーメン道の追求の末に、横山が手に入れたもの、それが「どんな料理でも食べれば分析できてしまう」という天才的な再現能力だ。でも完成された逸品をただコピーするのではなく、さらにオリジナルとして作り変え昇華する才能が、彼のヌードルクリエイターとしての可能性を無限大にする。「新・濃厚KUROつけ麺」は、そんな彼がシェフとしての全てのアーカイブを総動員して生み出した、まさに代表的な作品となった。

彼がこれまでにたどった軌跡を紹介する。70年代後半に大阪市で生まれた横山はやがて父が経営する洋食屋の厨房を手伝うようになる。多感な時代に経験した素材や調味料の組み合わせ方、調理方法による変化、科学実験のような料理実験が生み出すクリエイティブな体験が、彼の原体験として根付いたのはこの頃らしい。高校卒業後、イタリアンとフレンチなどでさらに腕に磨きをかけた彼は、やがて父親が始めた中華の名店「とっかりⅡ」で再び父親と鍋を振るうこととなる。店主敬白でも語られていたが、お客様が満足しても、しょせんは父親の味‥自分の力ではない。そんな思いが根っからの創作意欲に火をつけた。着火したあとは時間の問題で、すぐに自らの店舗クーシェを立ち上げた。関西につけ麺ブームがやってきた30歳の頃だった。時流に乗ろうというよりも、既に百花繚乱のラーメンよりも未完成な感のあるつけ麺に自由を感じたらしい。

自身が語っていたように、そこから5年の歳月をかけて生まれたのが「新・濃厚KUROつけ麺」であった。その衝撃的な味わいはSNSや口コミを通じてひろがり、いわゆる行列のできる人気店舗としてテレビや雑誌の取材も急増。クーシェの名を全国区へと持ち上げた。
さらに横山の挑戦はつづく。京野菜フェスティバルをはじめ大阪城ラーメンフェスティバルなどにも出店。イベントブースという限られた空間で調理する難しさを、嫌というほど体験することとなる。だが転んでもただで起きないのが横山だ。苦い思いを武器に変えて、次に臨んだ舞台がなんと海外であった。

それは2019年のニューヨーク・ラーメンコンテスト。しかも、あえてKUROつけ麺は封印。現地の食材だけで外国人を魅了するラーメンに挑んだ。結果、鮮やかなアドリブプレイで生み出したコンテスト用ラーメンが2日間で1000杯を売り上げ、見事3位入賞(本人は「当てに行っただけ」とサラリと言ってのけるが…)。まさクリエイターとしての真価を、はるかニューヨークで証明してみせたのだった。
「KUROつけ麺なんだけど…完成はまだ8割方ってとこですね」そんなことを、平気でつぶやくのも彼らしい。国境を超える無国籍な美味しさを求めて、彼の創作意欲はまだまだ止まらない。これからも大注目のヌードルクリエイター、それが横山将士である。

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